一般社団法人日本呼吸器学会 公式サイト
ScholarOne Manuscripts
日本呼吸器学会英文誌 Respiratory Investigation
日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集 検索用
日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集 全文PDF

書誌情報

特別報告

LAMを有する成人女性においてmTOR阻害薬は第一選択となりますか?

林田 美江a 安藤 克利b 関谷 充晃b 瀬山 邦明b 井上 義一c 巽 浩一郎d 厚生労働省難治性疾患政策研究事業呼吸不全に関する調査研究班 

a信州大学医学部附属病院呼吸器・感染症・アレルギー内科
b順天堂大学大学院医学研究科呼吸器内科学
c国立病院機構近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター
d千葉大学大学院医学研究院呼吸器内科学

要旨

リンパ脈管筋腫症(lymphangioleiomyomatosis:LAM)に対する初の保険適用薬として2014年にシロリムス(sirolimus)が承認された.国際多施設共同試験(MILES試験),および我が国におけるシロリムス投与の安全性に関する多施設共同治験(MLSTS治験)の中間結果が,その根拠となった.LAM治療におけるmTOR阻害薬の位置づけを臨床課題として提起し,Evidence-Based Medicine普及推進事業として国内で普及しているMinds診療ガイドライン作成マニュアルに従って,定性的システマティックレビューと推奨作成を行った.

キーワード

リンパ脈管筋腫症 mTOR阻害薬 シロリムス システマティックレビュー マインズ 

Received 18 Feb 2016 / Accepted 24 Mar 2016
連絡先:林田 美江
〒390-8621 長野県松本市旭3-1-1
信州大学医学部附属病院呼吸器・感染症・アレルギー内科

日呼吸誌, 5(4): 166-171, 2016

Google Scholar著者名・キーワードは「Google Scholar™ 学術文献検索」の検索結果へリンクしています.