日本呼吸器学会誌：横浜市西部地域における双方向病診連携システムを用いたCOPD管理の実態

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原著

横浜市西部地域における双方向病診連携システムを用いたCOPD管理の実態

村岡　弘海^a,b 粒来　崇博^a,b 駒瀬　裕子^a 金子省太朗^a,b 田中　智士^a,b 西田　　真^a,b 上野　純子^a,b 松島　　彩^a,b 篠崎　勇輔^a,b 西山　和宏^a,b 西　　由紘^a,b 沼田　　雄^a,b 鶴岡　　一^a,b 大山　バク^a,b 檜田　直也^a 峯下　昌道^b 井上　健男^a

^a聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院呼吸器内科
^b聖マリアンナ医科大学呼吸器内科

要旨

横浜市西部地域では双方向病診連携システムを構築してCOPD管理を行っているが，継続状況に対する報告はない．2013年1月から2020年3月に当院でCOPD病診連携で受診したうち，114例を検出した．52施設と連携し，Ⅰ期，Ⅱ期の軽症者が98例（86.0％）であった．開始２年時点で継続54例（47.4％），終了29例（25.4％），脱落31例（27.2％）であった．COPDは喘息に比べ増悪による入院と合併症のため継続困難になる頻度が高く，注意すべきと考えられた．

キーワード

慢性閉塞性肺疾患病診連携

Received 17-Oct-24 ／ Accepted 19-Dec-24
粒来　崇博
〒216-8511　神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院呼吸器内科

日呼吸誌, 14(2): 49-56, 2025

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