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日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集 検索用
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書誌情報

ミニレビュー

肺胞形成をめぐる最近の知見

木田 厚瑞 

〒173-0015 東京都板橋区栄町35-2 東京都老人医療センター呼吸器科

要旨

近年,形態計測学と分子生物学的知見を合わせた研究方法によって肺胞形成に関する研究に新しい展開がみられる.レチノイドは,肺胞形成過程においてHox geneおよびマトリクッスを介する調節因子である.臨床的には気管支肺異形成症に対するレチノイド療法が有効であるとされている.また最近,実験的肺気腫にレチノイドを投与した結果,病変を修復せしめたとする報告があり,注目されている.

キーワード

肺胞形成  形態計測学  分子生物学  レチノイド  Hox gene 

Received 平成9年9月26日

日呼吸会誌, 36(1): 3-9, 1998

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