一般社団法人日本呼吸器学会 公式サイト
ScholarOne Manuscripts
日本呼吸器学会英文誌 Respiratory Investigation
日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集 検索用
日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集 全文PDF

書誌情報

総説

慢性咳嗽と閉塞性睡眠時無呼吸症候群

横堀 直子 桂  秀樹 

東京女子医科大学八千代医療センター呼吸器内科

要旨

慢性咳嗽の主要な原因疾患として,咳喘息,アトピー咳嗽,胃食道逆流症,後鼻漏症候群,ACE阻害薬の使用等があげられてきたが,これらの治療でも改善しない咳嗽が特発性咳嗽として報告されていた.近年,特発性咳嗽に閉塞性睡眠時性無呼吸症候群(obstructive sleep apnea syndrome:OSAS)が関与している可能性が示唆されている.慢性咳嗽におけるOSASの罹患率は高く,持続性陽圧呼吸導入にて改善することから,今後慢性咳嗽においてOSASの関与を検討することが必要である.

キーワード

慢性咳嗽 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 持続性陽圧呼吸 

Received 30 Jul 2014 / Accepted 3 Oct 2014
連絡先:横堀 直子
〒276-8524 千葉県八千代市大和田新田477-96
東京女子医科大学八千代医療センター呼吸器内科

日呼吸誌, 4(1): 47-51, 2015

Google Scholar著者名・キーワードは「Google Scholar™ 学術文献検索」の検索結果へリンクしています.