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第64巻第3号目次 | Japanese/English |
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─ 委員会報告 ─
2023年度 日本肺癌学会会員におけるアーリーキャリアに関するアンケート調査結果
福泉 彩1, 赤松 弘朗2, 朝倉 啓介3, 小暮 啓人4, 榊原 里江5, 新納 英樹6, 山田 忠明7, 佐々木 高明8, 竹中 朋祐9, 田中 謙太郎10, 田中 雄悟11, 野津田 泰嗣12, 秦 明登13, 福井 麻里子14, 古本 秀行15, 土田 正則161日本医科大学大学院医学研究科呼吸器内科学分野, 2和歌山県立医科大学内科学第三講座, 3慶應義塾大学医学部外科学（呼吸器）, 4独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター呼吸器内科, 5東京医科歯科大学呼吸器内科, 6富山県立中央病院呼吸器外科, 7京都府立医科大学大学院呼吸器内科学, 8旭川医科大学内科学講座呼吸器・脳神経学分野, 9九州大学病院呼吸器外科, 10九州大学大学院医学研究院呼吸器内科学分野, 11神戸大学大学院医学研究科外科学講座呼吸器外科学分野, 12東北大学加齢医学研究所呼吸器外科学分野, 13神戸低侵襲がん医療センター呼吸器腫瘍内科, 14順天堂大学医学部呼吸器外科, 15東京医科大学呼吸器・甲状腺外科学分野, 16新潟大学大学院医歯学総合研究科呼吸循環外科学分野
目的．日本肺癌学会は，2023年にアーリーキャリア支援委員会を設立．今回，学会員のニーズ・現状把握を目的にアンケート調査を実施した．方法．日本肺癌学会会員7,734名を対象にSurveyMonkeyⓇを用いて回答を依頼し，回答者個人の状況に関する質問6項目，アーリーキャリア支援委員会の企画する事業・講演会に関する質問が4項目であった．結果．回答数は595名で回収率は7.7％．年齢分布は20～29歳21名（3.5％），30～39歳172名（28.9％），40～49歳226名（38.0％），50～59歳117名（19.7％），60歳以上59名（9.9％）であった．性別は男性444名（74.6％），女性149名（25.0％），無回答2名（0.3％）であった．実現の要望が多かった事業・講演会は，半数以上が「国際学会派遣」や「留学奨学金」，もしくは「キャリアアップのための講演会」と回答．他方，キャリア形成で支障となっていると感じる事項については回答者の43.7％が「医局などの人事制度」と回答した．結論．学会員の多様な立場や価値観を踏まえた支援を立案，実施する必要性が改めて明らかとなった．
索引用語：日本肺癌学会, アーリーキャリア支援委員会, キャリア支援
肺癌 64 (3)：151─157，2024
