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第37巻第3号目次 | Japanese/English |
─ 症例 ─
最大径5 mmの微小肺野型腺癌の1切除例
石川 紀彦, 太田 安彦, 小田 誠, 村上 眞也, 野々村 昭孝＊, 渡辺 洋宇金沢大学第1外科, ＊同 病理部
症例は，52歳，女性．交通事故の際，施行した胸部CT検査で右肺上葉S2に葉間胸膜の巻き込みを伴う小結節影を偶然認めた．約1ヵ月後のCTにおいても，悪性病変の可能性が否定できなかったため，胸腔鏡補助下に開胸肺生検を施行した．迅速病理診断にて悪性の可能性が強く示唆されたため，右肺上葉切除術，及びリンパ節郭清を施行した．病理組織学的には最大径5 mmの高分化型乳頭状腺癌であった．
索引用語：Small sized lung cancer, Peripheral lung cancer
受付日：1997年1月8日
受理日：1997年3月26日
肺癌 37 (3)：397─400，1997
