タイトル
第45巻第1号目次 Japanese/English

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Article in Japanese

─ 第30回画像診断セミナー ─

肺癌の画像診断の基礎:CT・MRIの最新技術

大野 良治1, 野上 宗伸1, 東野 貴徳1, 松本 純明1, 竹中 大祐2, 真庭 謙昌3, 里内 美弥子4, 大林 千穂5, 西村 善博4, 吉村 雅裕3, 杉村 和朗1
神戸大学大学院医学系研究科 1生体情報医学講座放射線医学分野, 3呼吸循環動態医学講座呼吸循環器外科学分野, 4呼吸循環動態医学講座循環呼吸器病態学分野, 2加西市立加西病院放射線科, 5神戸大学医学部附属病院病理部

CT及びMRIにおける近年の技術革新には目覚しいものがあり,従来の高分解能CTやMRIにおけるT1強調像及びT2強調像にて確立された画像診断法にくわえて,新たにマルチディテクターCT(multidetector-row CT:MDCT)によって得られた高精細なvolume dataを用いた様々な再構成画像や各種画像法によって得られた新たなMRIによる形態・機能診断が可能になりその臨床応用も進んできている.本稿においては肺癌の最新のCT及びMRI診断について,(1)肺結節の質的診断や肺腺癌の分化度の推定,(2)TNM因子診断,及び(3)肺癌におけるMRIを用いた肺機能診断に関して最新の知見を踏まえて述べる.
索引用語:CT, MRI, 肺, 肺癌, 病期診断

肺癌 45 (1):63─73,2005

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