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第47巻第2号目次 Japanese/English

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Article in Japanese

─ 第32回画像診断セミナー ─

Multi-slice CTによる肺癌のT因子診断

大野 良治1, 神山 久信1, 野上 宗伸1, 松本 純明1, 竹中 大祐1, 小谷 義一2, 真庭 謙昌3, 西村 善博2, 大林 千穂4, 吉村 雅裕3, 杉村 和朗1
神戸大学大学院医学系研究科 1内科系講座放射線医学分野, 2外科学講座呼吸器外科学分野, 3内科学講座呼吸器内科学分野, 4神戸大学医学部附属病院病理部

近年のCTの技術進歩は急速であり,マルチスライスCTの臨床応用によりTNM診断における様々な情報を種々の再構成画像を駆使して供給することが可能になっている.しかし,それらを用いた場合に,従来のCT診断を中心とした形態診断に対してどのような有用性があるのか,或いは正診率の向上がみられるのかということに関しての知見はあまり得られていない.本稿においては近年の肺癌病期診断におけるマルチスライスCT診断における最新の知見とその限界に関しても述べたい.
索引用語:CT, MRI, 肺, 肺癌, 病期診断

肺癌 47 (2):161─167,2007

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