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第47巻第3号目次 | Japanese/English |
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─ 原著 ─
FDG-PETによる術前肺癌リンパ節転移評価
小林 正嗣1, 大久保 憲一2, 森川 洋匡2, 早津 栄一21兵庫県立尼崎病院外科, 2国立病院機構長良医療センター呼吸器外科
目的．PET検査の肺癌縦隔リンパ節転移診断能を評価した．対象と方法．2003年1月から2005年5月の間に術前にPET検査が施行され，外科手技にて縦隔リンパ節転移の有無が病理組織学的に確定した100例の原発性肺癌患者を対象とした．結果．PET検査による縦隔リンパ節診断能は偽陽性9例，偽陰性13例で，sensitivity 35％，specificity 88.8％，positive predictive value 43.8％，negative predictive value 84.5％，accuracy 78％であった．肺門リンパ節診断能はPET N1 8例は，pN0 3例，pN1 1例，pN2 4例で，N1診断のaccuracyは12.5％と低かった．結語．PET検査による肺癌術前縦隔リンパ節診断能は低かった．
索引用語：肺癌, FDG-PET, 縦隔リンパ節
受付日：2006年6月6日
受理日：2007年2月20日
肺癌 47 (3)：233─238，2007
