第47巻第7号目次 | Japanese/English |
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─ 第21回日本肺癌学会肺癌ワークショップ ─
高集積組織アレイを用いた肺がんの蛋白発現データベースの作成と臨床応用
福岡 順也1, 北野 晴久11富山大学附属病院病理部
分子標的治療の登場により,肺がん治療は新たな局面を迎えている.今日の医療を「オーダーメード医療」へ近づけるためには,まず,遺伝子や蛋白の情報を収集し,網羅的解析によって膨大なデータを蓄積する必要がある.最大1500コアを有することができる「組織アレイ」は網羅的解析に欠かすことができない技法であり,基礎研究と臨床をつなぐトランスレーショナルな研究ツールといえる.ここでは,我々が主に使用している高集積組織アレイを中心に述べる.
索引用語:組織アレイ, データベース, オーダーメード医療, バイオマーカー
肺癌 47 (7):915─919,2007