第48巻第1号目次 | Japanese/English |
Full Text of PDF (504K) Article in Japanese |
─ 総説 ─
肺癌の放射線治療―肺癌診療ガイドライン改訂の要点ならびに展望―
新部 譲1, 早川 和重11北里大学医学部放射線科学
肺癌は日本人のがんによる死因の第一であり,克服しなければならない多くの課題がある.近年,放射線治療方法が物理学的に飛躍的に向上するとともに,化学療法との併用方法も工夫されるようになってきた.これらの研究成果が診療上応用するに十分なevidenceがあると考えられ,まとめられたのが肺癌診療ガイドラインである.筆者らは2005年の初回改訂版の改訂作業にかかわったことから,改訂の要点ならびに改訂後の重要なevidenceについて放射線治療の立場から概説する.
索引用語:肺癌, 放射線治療, 診療ガイドライン
肺癌 48 (1):1─4,2008