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第52巻第1号目次 | Japanese/English |
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─ 第25回日本肺癌学会肺癌ワークショップ ─
日本肺癌学会編・肺癌取扱い規約（第7版）の“肺癌手術記載”における対応
横井 香平1日本肺癌学会手術記載検討委員会, 1名古屋大学大学院医学系研究科病態外科学講座呼吸器外科学
2009年，International Association for the Study of Lung CancerからStaging Manual in Thoracic Oncologyと，International Union Against Cancerから第7版TNM Classification of Malignant Tumoursが出版され，肺癌のTNM分類が改訂された．これら2つを基にわが国の肺癌取扱い規約の改訂も行われ，その中で手術記載検討委員会は同改訂第6版の“肺癌手術記載”の修正・変更を行った．その主な点は，1．胸膜浸潤の表記と規定の変更，2．胸腔内洗浄細胞診の推奨，3．肺内転移PM（pm）の規定の変更，4．リンパ節の部位の命名とその規定，5．切除術の根治性の評価のR分類での記載，である．これらは基本的に上記2組織が規定したTNM分類に完全に沿うようにしたものであり，本規約による記載が国際的にもそのまま通用するようにした．会員諸兄におかれては，本規約に基づいて記載されたデータを集積し，肺癌登録合同委員会が行っている「肺癌登録」を通して，世界的な肺癌診療の向上に貢献されることをお願いしたい．
索引用語：肺癌, 肺癌取扱い規約, 肺癌手術記載, TNM分類, 第7版
肺癌 52 (1)：68─71，2012
