タイトル
第52巻第1号目次 Japanese/English

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Article in Japanese

─ 第25回日本肺癌学会肺癌ワークショップ ─

肺癌登録合同委員会における肺癌登録業務

澤端 章好1, 淺村 尚生1, 中西 洋一1, 江口 研二1, 森 雅樹1, 野守 裕明1, 藤井 義敬1, 宮岡 悦良1, 奥村 明之進1, 横井 香平1
1肺癌登録合同委員会

目的.肺癌登録合同委員会による全国肺癌登録事業を供覧する.方法.同委員会の成果と今後の予定をまとめた.結果.日本肺癌学会,日本呼吸器外科学会,日本呼吸器学会により設けられた同委員会は,わが国における肺癌治療に関する知見を邦文報告書・英文論文として公表し国内外に向けて情報を発信するとともに,TNM分類改訂に多くの症例データを提供し,国際的な貢献とそれらにおけるわが国の発言力向上に寄与している.1994年,1999年,2004年の肺癌外科症例の調査をし,2002年の内科・外科症例に対しては前向きに登録し追跡結果を報告した.今後は,2012年の内科症例を前向きに登録し,3年後の予後を2016年に追跡を行う予定である.また,外科症例は2009年10月にTNM分類が第7版に改訂されたのを受けて,2010年の症例を2016年に第7次登録事業を行う予定である.結語.肺癌登録合同委員会は肺癌の予防,診断,治療成績の向上に寄与しつつ,今後さらなる事業発展を図っていく予定である.
索引用語:肺癌, 登録事業, TNM分類

肺癌 52 (1):77─79,2012

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