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第52巻第6号目次 Japanese/English

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─ 第25回肺がん集検セミナー ─

個別検診実施医療機関選定の問題点と対策

川西 克幸1, 相馬 孝1, 四宮 眞男1
1一般社団法人吹田市医師会

目的.個別肺がん検診実施医療機関を選定するときの問題点を検討して,より有効な肺がん検診システムを設計する.方法.吹田市結核検診実施医療機関として登録されていた154施設について,平成20年度開始の個別肺がん検診が実施可能であるか審査した.機器性能,撮影条件,使用材料などをアンケートで確認した後,各医療機関の胸部単純X線写真を評価して最終決定した.結果.120医療機関が適合していると判定され認定施設となった.残り34医療機関は日本肺癌学会で定める条件に適合しないため不合格となった.しかし認定された医療機関のX線写真の画質もなお十分に満足できるものではなかった.結論.撮影医療機関に対して診断に適するX線写真を撮影するための指導を続けていくことが必要である.それに加えて診断時の偽陰性を少なくするための効率的な読影,判定システムを設計することもまた重要であると考えている.
索引用語:肺がん検診, 精度管理

肺癌 52 (6):956─960,2012

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