タイトル
第56巻第2号目次 Japanese/English

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Article in Japanese

─ 支部会推薦症例 ─

気管支上皮内進展を来しポリープ様に認められた大細胞神経内分泌癌の1例

吉田 和史1, 南 優子3, 薄井 真悟2, 島内 正起2, 林原 賢治1, 蔵本 健矢1, 兵頭 健太郎1, 根本 健司1, 大石 修司1, 齋藤 武文1, 廣島 健三4
国立病院機構茨城東病院 1内科診療部呼吸器内科, 2外科診療部呼吸器外科, 3病理診断科, 4東京女子医科大学八千代医療センター病理診断科(病理アドバイザー)

症例は80歳男性,現喫煙者.気管支喘息で加療中に呼吸困難,咳嗽を自覚した.胸部CTで右主気管支内腔に軟部陰影を認め,気管支鏡検査で右主気管支入口部に有茎性ポリープを認めた.Polypectomy標本の病理像から大細胞神経内分泌癌が考えられた.化学療法CBDCA+VP-16を先行後,右上葉切除を行い,術後化学療法を施行した.中枢気管支発症の大細胞神経内分泌癌は極めて稀であり,発育機序も含め考察する.
索引用語:大細胞神経内分泌癌, 中枢気管支, 気管支上皮内進展

肺癌 56 (2):132─133,2016

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