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第58巻第3号目次 | Japanese/English |
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─ 総説 ─
肺癌に対する気管気管支再建術
松本 桂太郎1, 永安 武11長崎大学大学院医歯薬学総合研究科腫瘍外科
肺癌における気管気管支切除再建術の目的は，呼吸機能の温存と腫瘍の完全切除である．手術の要点は，迅速診断による根治性の確認と安全な吻合手技であり，部位により難易度は異なるが，吻合部の血流の維持と緊張緩和が肝要である．近年は，胸腔鏡手術，ロボット手術の導入による新たな気管支形成術や導入化学放射線療法後の形成術も重要である．本稿では，標準的手技と成績に加え，新たな気管気管支形成術における現状について概説した．
索引用語：肺癌, 気管形成術, 気管支形成術, 胸腔鏡手術, ロボット手術
肺癌 58 (3)：182─188，2018
