タイトル
第58巻第4号目次 Japanese/English

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Article in Japanese

─ 総説 ─

ALK融合遺伝子陽性肺癌の治療戦略

豊澤 亮1, 野崎 要1, 瀬戸 貴司1
1九州がんセンター呼吸器腫瘍科

ALK陽性肺癌は肺癌全体の約4%にみられる.ALK陽性肺癌に対する分子標的薬(ALK阻害薬)も開発が進み,第1世代であるcrizotinib,第2世代であるalectinibとceritinibが現在本邦でも使用可能である.さらに,まだ未承認の薬ではあるが,第3世代のlorlatinibとbrigatinibの効果も期待されている.これらALK阻害薬について,キーとなる試験結果を中心に解説する.また,現在の肺癌診療ガイドラインでのそれぞれの位置づけや,1次治療,2次治療をどう選択するかについて解説する.
索引用語:ALK陽性肺癌, Crizotinib耐性, Alectinib, Lorlatinib, Brigatinib

肺癌 58 (4):258─261,2018

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