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第60巻第3号目次 | Japanese/English |
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─ 支部会推薦症例 ─
成熟成分のごく一部に未熟成分が混在していた縦隔奇形腫の1切除例
林 宗平1, 河内 利賢1, 佐藤 大輔1, 坂田 省三1, 四万村 三恵1, 本間 琢2, 増田 しのぶ3, 横瀬 智之4, 櫻井 裕幸1日本大学医学部 1外科学系呼吸器外科学分野, 2病態病理学系人体病理学分野, 3病態病理学系腫瘍病理学分野, 4神奈川県立がんセンター病理診断科（病理アドバイザー）
縦隔原発未熟奇形腫は，縦隔胚細胞腫瘍のうち1.8％程度と非常に稀な組織型で，治療法や予後については未だ明らかになっていない．また，成熟奇形腫に悪性成分を含む症例は稀に経験する．今回我々は，画像上典型的な成熟奇形腫と思われた症例で，成熟奇形腫内のごく一部に未熟奇形腫成分を含む症例を経験したので報告する．
索引用語：未熟奇形腫, 成熟奇形腫, 縦隔胚細胞腫瘍
肺癌 60 (3)：212─213，2020
