タイトル
第61巻第3号目次 In Japanese

─ 編集後記 ─

編集後記

高橋 利明
静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科

雑誌「肺癌」を購読される会員の方々の多くは,ご施設でのCOVID-19対応の最前線で日夜奮闘されているものと思います.COVID-19ワクチン接種が軌道に乗り,感染者数の減少と医療リソースへの負担軽減が目に見えるものとなることを祈るばかりです.61巻3号には1編のInvited review articleと10報のCase reportが掲載されています.Invited review articleでは,滝口先生から肺癌診療ガイドライン2020年改訂版の主な改訂点と今後の課題について述べられております.ガイドラインは「異なる立場の評価や意見に耳を傾け,多様なニーズに応えることによりさらなる発展を遂げる時期」であり,「今後は医療スタッフ,患者・家族の立場からのCQも必要になってくるかも知れない」と結ばれています.Case reportの10報においては,いずれも興味深い示唆に富む症例です.本号にご投稿頂いた先生方と査読を担当された先生方のご尽力に感謝するとともに,会員の皆様のご健康と益々のご活躍を祈念致します.そして皆様と学会会場で対面での意見交換ができます日が1日も早く訪れることを願い,編集後記とさせて頂きます.

肺癌 61 (3):271─271,2021

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