セッション名 | COPD 病理・病態生理 |
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【背景目的】COPDにおけるexpiratory flow limitation (EFL) をNEP法とFOTを用いて検討した.【対象方法】COPD患者63名(男性59名,女性4名)にFOT(MostGraph-01),スパイロメトリー,NEP法を実施し,mMRCスケール,CAT,Goddard score による気腫性変化等につき解析した.【結果】NEP陽性15名,陰性36名で12名は評価不能で除外した.NEP陽性群と陰性群では,%FVC,%FEV1,%MMF,ICとR5,R20,R5-R20,X5,Fres,ALX(平均,吸気,呼気),吸気―呼気(Δ)X5,ΔALXで有意差を認めた.NEP陽性を予測する因子の単変量解析ではmMRC,%FVC,%FEV1,%MMF,IC,R5(平均,吸気,呼気),R20(平均,吸気),R5-R20(平均,吸気,呼気),X5(平均,吸気,呼気, Δ),Fres(平均,吸気,呼気),ALX(平均,吸気,呼気,Δ)が有意であり,多変量ロジスティック解析ではX5絶対値(OR,6.17),Goddard score(1.50),%FVC(0.86)が独立した予測因子であった.【結論】NEP法で検出されるEFLは,FOTのX5,気腫の程度,FVCにより予測可能である.