| セッション名 | COPD 生理 |
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【目的】腱板断裂患者の喫煙状況や肺機能を検討する．【方法】2011年4月から2015年6月まで当院整形外科にて腱板断裂と診断され，かつ肺機能検査が行われた159名を調査した．【成績】解析対象の159名中，男性が105名，女性は54名で，年齢は60.4±13.0歳であった．原因別では外傷性が71名（非喫煙者32名，45.1%），非外傷性は88名（非喫煙者31名，35.2%）であったが，喫煙状況や閉塞性換気障害の有無とは有意な関連はなかった．喫煙状況では非喫煙者が63名（39.6%），前喫煙者は64名（40.3%），喫煙者は32名（20.1%）であった．閉塞性換気障害は25名（15.7%）に認め，内訳はCOPD7名，気管支喘息2名，咳喘息1名，気管支拡張症1名，未診断14名であった．また%1秒量は非喫煙者（104.2±15.3）が，前喫煙者（94.4±14.2）や喫煙者（94.4±14.9）より有意に高値を示した．【結論】腱板断裂患者の中には未診断の閉塞性換気障害患者が存在し，潜在する呼吸器疾患の精査を行う必要がある．また喫煙歴がある患者は肺機能が有意に低下していることが確認出来た．
