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日本臨床微生物学会雑誌
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書誌情報
論文名 |
遺伝子検査方法を用いた歯周病関連菌種の分布 |
論文言語 |
J |
著者名 |
柳沢 英二 |
所属 |
株式会社マイクロスカイラボ |
発行 |
臨床微生物:28(4),249─253,2018 |
受付 |
平成30年8月2日 |
受理 |
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要旨 |
歯周病は,歯周ポケットへの歯周病病原菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患であり,歯周組織に種々の細菌がバイオフイルムを形成して定着する。心内膜炎や糖尿病あるいは動脈硬化症などの全身性疾患との関連も指摘されており重要な疾患となっている1。歯周病原因菌は,まだ確定はされていないが,歯周病患者のプラークから高頻度で分離される細菌による複合感染と考えられており,そのなかで偏性嫌気性グラム陰性桿菌のPorphyromonas gingivalis(P. gingivalis)が歯周病原因菌としてもっとも関連が強いといわれている23。P. gingivalisは,線毛の主要構成タンパクの1つであるフィイブリン(FimA)の遺伝子fimAが,塩基配列の違いによりIからV型に分類されII型,IV型が強力な歯周病のリスク因子になることが知られている4-6。 |
Keywords |
歯周病原因菌, Porphyromonas gingivalis, 線毛遺伝子型 |
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