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日本臨床微生物学会雑誌

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Article in Japanese

論文名 Loop-mediated isothermal amplification(LAMP)法によるレジオネラ属菌の検出
論文言語 J
著者名 安中 敏光1), 吉野 学1), 百田 隆祥1), 根本 二郎1), 砂田 亜津子1), 小島 禎1), 池戸 正成1), 石井 良和2), 山口 惠三2)
所属 1)栄研化学株式会社 生物化学研究所
2)東邦大学医学部 微生物学教室
発行 臨床微生物:13(1),19─25,2003
受付 平成14年11月29日
受理 平成15年3月14日
要旨  Loop-mediated isothermal amplification(LAMP)法は迅速かつ高感度,そして特異性の高い新規遺伝子増幅法である。本法の酵素反応は一定温度(65℃付近)で進行し,増幅産物量が多いため,1ステップの簡便な方法で増幅反応を行うことができる1)。今回我々は16S rRNA 遺伝子を標的としたLAMP 法によるレジオネラ属菌の検出方法を構築した。レジオネラ属6菌種の16S rRNA 遺伝子配列からレジオネラ属菌に特異的なLAMP 法のプライマーを設計し,レジオネラ属6菌種13株および市中肺炎の起因菌として分離頻度の高い菌を含むレジオネラ属以外の19菌種各1株を用いた特異性試験を行った。また,Legionella pneumophilaを用いて検出感度を試験した。その結果,Legionella micdadeiを除くレジオネラ属5菌種12株はすべて50分以内に遺伝子の増幅が認められ,レジオネラ属以外の19菌種19株はすべて遺伝子の増幅が認められなかった。また,L. pneumophila では60 CFU/test まで検出可能であった。
Keywords Legionella, DNA amplification, rapid detection, LAMP, loop-mediated isothermal amplification
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