|
日本臨床微生物学会雑誌
|
書誌情報
論文名 |
新規遺伝子増幅法:LAMP法 |
論文言語 |
J |
著者名 |
池戸 正成 |
所属 |
栄研化学株式会社 生物化学研究所 |
発行 |
臨床微生物:15(1),1─8,2005 |
受付 |
平成17年2月21日 |
受理 |
|
要旨 |
臨床微生物分野における遺伝子診断法は,PCR法の開発により迅速検査法として普及してきた。しかし,試薬や資材は高価であり,検査手技も煩雑な点が多く臨床検査室での実施にはまだ障害がある。2000年に開発されたLAMP法は,約65℃の等温で,1種の合成酵素のみで試験可能な方法で,増幅反応は数十分で確認できるという長所をもった遺伝子増幅法である。このように迅速で簡易な特長を有したLAMP法は,臨床検査の現場での遺伝子診断の実施が一段と現実化する可能性をもった試験法である。ここでは,その概要の紹介を行う。 |
Keywords |
LAMP法, 遺伝子増幅法 |
|