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日本臨床微生物学会雑誌
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書誌情報
| 論文名 |
Streptococcus gallolyticus subsp. pasteurianusによる新生児細菌性髄膜炎の1例 |
| 論文言語 |
J |
| 著者名 |
戸田 宏文1）, 大楠 清文3）, 古垣内 美智子1）, 宇都宮 孝治1）, 山口 逸弘1）, 内藤 昭智1）, 上硲 俊法1）,2） |
| 所属 |
1）近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部
2）近畿大学医学部臨床検査医学
3）岐阜大学大学院医学系研究科病原体制御学分野 |
| 発行 |
臨床微生物：21（4），270─275，2011 |
| 受付 |
平成23年4月6日 |
| 受理 |
平成23年8月24日 |
| 要旨 |
われわれは，13日齢の女児に発症したStreptococcus gallolyticus subsp. pasteurianusによる新生児髄膜炎を経験した。分離菌は集落所見，生化学的性状，ランスフィールド分類D群を有するStreptococciであり，Enterococcus spp.と思われたが，VITEK2ならびに16S rRNA遺伝子解析の結果，S. gallolyticus subsp. pasteurianusと同定した。本菌種による新生児髄膜炎はまれであるが，菌種同定の際にはEnterococcus spp.との鑑別が重要である。 |
| Keywords |
Streptococcus gallolyticus subsp. pasteurianus, 新生児髄膜炎, 16S rRNA塩基配列解析 |
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