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日本臨床微生物学会雑誌
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書誌情報
論文名 |
感染症診断に向けた微生物検査―米国のガイドラインを通して,本邦での今後を模索する― |
論文言語 |
J |
著者名 |
吉田 敦1), 千原 晋吾2), 奥住 捷子1) |
所属 |
1)獨協医科大学感染制御センター, 感染制御・臨床検査医学講座
2)南イリノイ大学感染症科 |
発行 |
臨床微生物:23(4),253─258,2013 |
受付 |
平成25年11月18日 |
受理 |
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要旨 |
米国IDSAは,微生物検査での適切な検体採取,保存・搬送,望ましい検査法について,「感染症診断のための微生物検査利用ガイドライン」を刊行した。適切に微生物検査を行うことで感染症診断の質を高め,治療と予後の改善につなげることが目的である。一方,不適切な検査と治療を避け,医療費を抑制するねらいもある。臨床側,検査室側の密なコミュニケーションと,両者の前向きで,建設的な関係が基本かつ重要である。本稿ではその内容を踏まえ,本邦での今後の方向性について考察した。 |
Keywords |
laboratory diagnosis, physician-laboratory communication, specimen processing |
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