学会誌

日本臨床微生物学会雑誌

書誌情報


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Article in Japanese

論文名 黎明期の臨床検査―名大病院における微生物検査を中心として―
論文言語 J
著者名 加藤 延夫
所属 名古屋大学名誉教授
元名古屋大学総長
元愛知医科大学長・理事長
発行 臨床微生物:25(2),81─91,2015
受付 平成26年11月20日
受理
要旨  平成26(2014)年2月1日,2日に,荒川宜親会長(名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学教授)のもとで,第25回日本臨床微生物学会総会が開催された。発足後四半世紀目となる本総会のキャッチ・フレーズは,「臨床微生物学の温故知新,そして未来へ」というものであった。会長を中心として,プログラム委員会の検討の結果,このようなキャッチ・フレーズが生まれた背景には,わが国の多くの病院等の医療現場で臨床検査業務が専門業務として定着して半世紀を経た現在において,過去の半世紀の反省の上に立って,未来を考えることの重要性を多くの人たちが感じたことによると考えられる。筆者は,黎明期の名大病院検査部と検査技師学校の日常業務の円滑な推進に直接関わり,後にそれらの機構の発展に携わる立場になった。荒川会長が,筆者にこの総会における特別講演を依頼されたのは,このような事情によると思われる。そして,本論文と同一演題で特別講演を行った。本稿の内容は,基本的にはそのときの講演に基づくものである。
Keywords 臨床検査, 微生物検査, 病院検査部
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