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第63巻 第1号

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原著
当院におけるTransvaginal natural orifice transluminal endoscopic surgery(vNOTES)による異所性妊娠手術の初期経験
南 晴菜, 大井 由佳, 南雲 理沙, 荒川 聡美, 石阪 麻莉, 佐藤 理穂, 鈴木 琴音, 志村 茉衣, 荒田 与志子, 松永 竜也
横浜労災病院産婦人科
関東連合産科婦人科学会誌, 63(1):1-7, 2026
https://doi.org/10.60311/kjog.63-1.1

 近年,腟を自然孔として内視鏡手術を行うvNOTESが普及してきた.体表面に傷がつかないという利点に加え,創部痛が小さく,回復に要する期間が短い利点もある.異所性妊娠に対する外科的治療は近年経腹的な腹腔鏡による手術が標準治療であるが,新たにvNOTESも選択肢となった.当院では2024年10月に異所性妊娠に対する手術を初めてvNOTESで施行した.その後2025年8月までに7件,vNOTESでの異所性妊娠手術を経験したので報告する.症例は全例が自然妊娠で年齢は28~38歳(中央値32歳),BMIは18.8~27 kg/m2(中央値20.3 kg/m2),妊娠週数は最終月経から5週3日~7週4日(中央値6週4日),術前hCG値は3,202~14,457 mIU/mL(中央値10,102 mIU/mL)であった.手術は全例でvNOTESにより完遂され,経腹的腹腔鏡手術あるいは開腹手術への移行はなかった.手術時間は35~102分(中央値51分),術中出血量は0~200 mL(中央値0 mL),異所性妊娠の部位については7症例中6例が卵管膨大部,1例が卵管峡部であった.術中および術後合併症はいずれの症例でもなく,全例で経過は良好であった.本論文は単施設短期間の研究であり症例数が限られてはいるが,異所性妊娠に対してvNOTESという術式は十分選択肢となり得ることが示された.

Key words:vNOTES, ectopic pregnancy
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