ペムブロリズマブ(Pembrolizmab:Pem)の免疫関連有害事象(immune-related adverse events:irAE)として肝炎は1%未満だが,胆管炎はさらに稀であり,ステロイド抵抗性を示すことも多い.今回Pem初回投与後にirAE肝炎を発症し,ステロイド治療中にirAE胆管炎を続発した子宮頸癌の症例を経験した.症例は42歳,0妊0産.多発リンパ節転移を伴う子宮頸癌IVB期に対し,パクリタキセル・カルボプラチン(TC)+ベバシズマブ(Bev)+Pem療法を開始した.Day8に発熱およびAST/ALTの上昇を認め,irAE肝炎(Grade 3)と診断しステロイドパルス療法(1 mg/kg)を開始した.ステロイド漸減中にTC+Bev療法を行ったところ,発熱性好中球減少症を発症し,その後γGTP優位の肝胆道系酵素の上昇を認めた.造影CTを撮影しirAE胆管炎(Grade 4)と診断したため,再度プレドニゾロンを1 mg/kgまで増量し改善傾向となった.その後,局所制御のため放射線化学療法を行い,治療開始1年4か月で再発なく経過している.
PemによるirAE肝炎後に,稀なirAEである胆管炎を発症したが,速やかなステロイドの開始によって良好な反応があり,また高い抗腫瘍効果を認めた1例を経験したので報告する.
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