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第52巻 第4号

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症例報告
妊娠中の子宮頸癌IB1期に対し術前化学療法後に帝王切開術および広汎子宮全摘術を施行した2例
天神林 友梨, 水口 剛雄, 新 夏樹, 櫻井 学, 越智 寛幸, 小貫 麻美子, 小畠 真奈, 松本 光司, 佐藤 豊実, 濱田 洋実, 吉川 裕之
筑波大学医学医療系産科婦人科学
関東連合産科婦人科学会誌, 52(4):579-584, 2015

 妊娠に合併した子宮頸癌IB期の治療方針は未だ確立されておらず,特に胎児が子宮外生存の不可能な時期に診断された場合には,治療方針に苦慮することが多い.今回我々は,妊娠初期に子宮頸癌IB1期と診断され,術前化学療法(NAC)により妊娠週数を延長したのち,帝王切開術および広汎子宮全摘術を施行した2症例を経験したので報告する.症例1は33歳,未経妊,妊娠12週にcoin biopsyを施行しIB1期と診断.カルボプラチン単剤によるNAC 3コース後に妊娠31週で帝切術および広汎子宮全摘術を施行した.症例2は35歳,1経産,妊娠18週にcoin biopsyを施行しIB1期と診断.カルボプラチン単剤によるNAC 3コース後に妊娠35週で帝切術および広汎子宮全摘術を施行した.2症例とも現在まで児に異常はなく,母体に再発所見を認めていない.過去の文献報告と合わせて,NACによる分娩の延期は,妊娠中の子宮頸癌IB1期の合理的な治療選択肢である可能性がある.

Key words:Cervical cancer, Pregnancy, Neoadjuvant chemotherapy
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