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日本呼吸器内視鏡学会雑誌


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論文名 気管支断端瘻に対してcyanoacrylateを用いた気管支鏡下閉鎖術が奏功した1例
論文言語 J
著者名 泉 信博1;永野 晃史1;丁 奎光1;花田 庄司1;小松 弘明1;西山 典利1
所属 1大阪市立大学医学部附属病院呼吸器外科
発行 気管支学:35(1),56─59,2013
受付 July 12, 2012
採択 August 31, 2012
要旨 背景.肺切除後の気管支断端瘻に対しては内視鏡的治療も含め様々な治療法が報告されているが,定型的な治療法は未だ存在しない.症例.79歳男性.右肺扁平上皮癌に対し右肺中下葉切除術を施行した.術後病理結果にて気管支断端に癌組織の遺残を認めたため,放射線療法を追加した.術後約1年で気管支鏡検査にてピンホール大の気管支断端瘻の発症を認めた.胸腔ドレナージでは感染コントロールが不良であったため開窓術を施行した.開窓術より1年6カ月後,cyanoacrylateを用いて気管支鏡下瘻孔閉鎖術を行い,良好な結果を得た.治療後約3カ月で瘻孔の再発は見られておらず,今後腔内の浄化を待って筋肉充填術を施行予定である.結論.我々は術後・放射線療法後の気管支断端瘻に対し,気管支鏡下にcyanoacrylateを用い,瘻孔閉鎖に成功した.比較的小さな気管支断端瘻にはcyanoacrylateによる閉鎖が有用である.
索引用語 気管支断端瘻, 気管支鏡, Cyanoacrylate

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