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─proceedings─
空気を介する感染経路と感染対策を整理する
坂本 史衣 板橋中央総合病院
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行は,空気を介する感染経路への理解や対策の見直しを促す契機となった.本稿では,ヒトが微粒子を産生するメカニズム,微粒子の空気中での挙動,それに伴う吸入リスクについて概説する.あわせて,微粒子を介した感染経路に関する概念の変遷についても整理する.感染対策については,標準予防策を基本としつつ,感染経路に応じたマスクの選択や陰圧隔離の適応に関して,近年の科学的知見に基づく考え方を示す.空気を介する感染に関する考え方や対策についての勧告は,今後,専門機関が発行するガイドラインにおいて,より明確に示されていくことが期待される.医療現場においては,これらの最新情報を随時確認し,状況に応じて適切な対策を講じることが求められる.
Key words:エアロゾル, 感染経路, 空気
連絡先: e-mail:
sakamotofumiehaiprevention@gmail.com
受付日:2025年4月16日 受理日:2025年5月2日
40 (4):153─158,2025
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