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Article in Japanese

─総説─

ノロウイルスの感染対策

中根 香織
昭和大学病院看護部教育担当


日本国内のノロウイルス胃腸炎の集団発生は,保育所と飲食店の占める割合が高いが,病院や老人保健施設では,死亡事例が報告されている.ノロウイルス胃腸炎の世界的な経済負担は医療費42億ドル,社会的費用603億ドルと試算され,ワクチン開発が急務とされている.ノロウイルス胃腸炎の集団発生を予防するためには,リスクアセスメント,不顕性感染者を含むノロウイルス感染者の早期発見と患者の隔離,手指衛生,環境消毒が重要になる.リスクアセスメントとしては,流行に関する情報の把握,施設の設備と環境の整備,標準予防策や基本的手技の認知度と実践状況,それらの教育の状況などがあげられ,これらを可視化することは感染対策の向上に有用である.

Key words:ノロウイルス, 集団発生, 隔離, 環境消毒

連絡先:
e-mail: k-nakane@cmed.showa-u.ac.jp

受付日:2021年1月14日
受理日:2021年5月7日

36 (4):185─189,2021

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