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論文名 |
運動と認知を結ぶ手 |
論文言語 |
J |
著者名 |
村田 哲1), 前田 和孝2) |
所属 |
1)近畿大学医学部生理学
2)近畿大学大学院医学研究科システム脳科学 |
発行 |
神経心理学:29(1),61─70,2013 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
視覚情報処理の二つの経路において,背側経路は頭頂葉へ向かう空間情報処理の経路とされている.この背側経路にある視覚情報は,頭頂葉にとどまらず運動前野に送られ,視覚運動制御のための核心的な神経回路を構成している.この回路は,一方通行の回路ではなく相互に情報をやりとりしながら,オンラインの運動のコントロールに関わると共に,近年では単に運動の制御にとどまらず,身体意識や社会的認知機能に関わりがあると考えられている.本論文では,このシステムの機能的性質を総説し,手が単に運動の効果器ではなく,心と深い結びつきを持ったものであることを考察する. |
Keywords |
把持運動, 頭頂葉, 運動前野, 身体図式 |
別刷請求先 |
〒590-8511 大阪市狭山市大野東377-2 近畿大学医学部生理学 村田 哲
akiviola@med.kindai.ac.jp |
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