| 論文名 |
単語列再生・再認課題における虚再生・虚再認:アルツハイマー病における検討 |
| 論文言語 |
J |
| 著者名 |
今村 徹 |
| 所属 |
新潟医療福祉大学大学院保健学専攻言語聴覚学分野 |
| 発行 |
神経心理学:32(1),21─30,2016 |
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| 要旨 |
もっとも単純なfalse memoryとして単語列再生・再認課題における虚再生や虚再認がある.アルツハイマー病(Alzheimer's Disease;AD)患者を対象とした,Alzheimer's Disease Assessment Scale(ADAS)の単語再生課題と単語再認課題における虚再生と虚再認についての検討を紹介した.単語再認課題における虚再認には,前頭葉機能障害に由来するtarget語の検索におけるモニタリングの障害が重要な役割を果たしており,単語再生課題における虚再生についても同様であった.それに加えて,target語と意味的,文字形態的に関連のある有関連語の虚再生には,target語の符号化の過程が保たれていることが重要であった. |
| Keywords |
false memory, Alzheimer's Disease Assessment Scale(ADAS), 符号化, 検索, 前頭葉機能障害 |
| 別刷請求先 |
〒950-3198 新潟市北区島見町1398 新潟医療福祉大学大学院保健学専攻言語聴覚学分野 今村 徹
imamura@nuhw.ac.jp |