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論文名 |
非言語性意味記憶障害 |
論文言語 |
J |
著者名 |
細川 大瑛1)2), 平山 和美3) |
所属 |
1)国立病院機構仙台西多賀病院リハビリテーション科
2)東北大学大学院医学系研究科高次機能障害学分野
3)山形県立保健医療大学作業療法学科 |
発行 |
神経心理学:36(4),168─177,2020 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
記号,人物,風景,物品に関する意味記憶障害について解説した.意味記憶障害は,感覚の種類を超えた問題として起こる.記号の意味記憶障害では,記号とそれが指し示す事柄との対応ができなくなる.責任病巣としては左の側頭葉先端部が重視されている.人物の意味記憶障害では,人の顔,声,職業など種々の知識が失われる.風景の意味記憶障害では,ある場所の景観,聞こえる音,所在地など種々の知識が失われる.いずれも,右の側頭葉先端部が重視されている.物品の意味記憶障害では,物の形,出す音,用途など種々の知識が失われる.両側の側頭葉先端部病変が重視されている. |
Keywords |
意味記憶, 記号, 人物, 風景, 物品 |
別刷請求先 |
〒980-0872 宮城県仙台市青葉区星陵町2-1 東北大学大学院医学系研究科高次機能障害学分野 細川大瑛
hosokaw@med.tohoku.ac.jp |
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