|

Full Text of this Article
in Japanese PDF (612K)
|
論文名 |
報酬系とドパミン |
論文言語 |
J |
著者名 |
小林 俊輔 |
所属 |
帝京大学医学部神経内科学講座 |
発行 |
神経心理学:38(1),28─35,2022 |
受付 |
|
受理 |
|
要旨 |
ドパミンは報酬に基づく行動を実現する神経機構の中核を担う.ドパミン細胞が報酬の期待と現実の乖離を反映する予測誤差信号を発信して報酬に基づく行動を制御していることが明らかにされている.本稿では,ドパミン系の機能について動物心理学と神経生理学の見地から基礎研究の成果を概説し,その知見をもとにヒトにおけるドパミン欠乏モデルとも考えられるパーキンソン病患者の衝動制御障害について最近の研究を紹介する. |
Keywords |
報酬予測誤差, Rescorla-Wagnerモデル, 行動経済学, 効用, 衝動制御障害 |
別刷請求先 |
〒173-8606 東京都板橋区加賀2-11-1 帝京大学医学部神経内科学講座 小林俊輔
skoba-tky@umin.net |
|