論文名 |
発達障害者へのヒューマノイドロボットを用いた支援の潜在性 |
論文言語 |
J |
著者名 |
熊﨑 博一 |
所属 |
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科未来メンタルヘルス学分野 |
発行 |
神経心理学:38(2),130─136,2022 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
自閉スペクトラム症(ASD)のロボットへの親和性を考慮して,世界各地でヒューマノイドロボットを用いた支援に向けた研究が開始されてきている.ASD者へのロボットを用いた支援においてASD者の好みを考慮することは重要である.同じロボットを使う場合でも,文脈や役割によって服装や髪型を変更すること,声,文章の長さ,話すスピードなどを変えることも重要である.年齢,性別,IQなど,ユーザーの多くの要因がASD者のロボットに対する親和性に影響を与える可能性がある.既に自己開示の促進,療育,就職面接支援などの支援に向けた研究がおこなわれている.今後,ASD者に効果的な支援を目指すうえで本分野のさらなる発展が期待される. |
Keywords |
ヒューマノイドロボット, 自閉スペクトラム症, アンドロイド, 外見, 個別化 |
別刷請求先 |
〒852-8102 長崎県長崎市坂本1-7-1 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科未来メンタルヘルス学分野 熊﨑博一
kumazaki@tiara.ocn.ne.jp |