|

Full Text of this Article
in Japanese PDF (577K)
|
論文名 |
到達動作,把握動作の機構とリハビリテーションにおけるその意義 |
論文言語 |
J |
著者名 |
花田 恵介 |
所属 |
四條畷学園大学リハビリテーション学部 |
発行 |
神経心理学:39(2),98─104,2023 |
受付 |
|
受理 |
|
要旨 |
中川(2010)が名付けた「対側半球が担う『第1の行為・動作系』」の機構,障害について到達動作,把握動作を中心に論じた.対象に正しく手を伸ばして掴むという単純と思われる行為にも多くの機能が関わり,損なわれた機能に応じて異なる症状が生じる.サルの生理学的研究やヒトの局所損傷例に基づいて,解剖学的構造と症状の関係を概観した.海外の近年の論文は,到達・把握動作に関連する障害を一括りにして論じている傾向にあるが,適切に分解した機能について,障害されたもの,保たれたものを評価することが,リハビリテーションを提供するうえで不可欠であると考える. |
Keywords |
頭頂間溝, 頭頂葉, 視覚性運動失調, 把握の障害, 失行 |
別刷請求先 |
〒574-0011 大阪府大東市北条5丁目11-10 四條畷学園大学リハビリテーション学部 花田恵介
k-hanada@un.shijonawate-gakuen.ac.jp |
|