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論文名 |
失語症のみかた |
論文言語 |
J |
著者名 |
高倉 祐樹1), 大槻 美佳1)2) |
所属 |
1)北海道大学大学院保健科学研究院高次脳機能創発分野
2)同 保健科学研究院 |
発行 |
神経心理学:39(2),124─132,2023 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
失語症を学び始めてまだ日の浅い臨床家や,失語症を専門にしていない医療従事者・研究者を対象に,「失語症のみかた」の基本的事項を呈示した.失語症に対峙するにあたっては,病態を「失語症タイプ」に当てはめようとするよりも,コミュニケーションの困難さをかたちづくる「要素」を捉えるみかたが有用であることを指摘した.さらに,着目すべき要素的な症候として,1)単語理解障害,2)喚語障害,3)音韻性錯語,4)失構音/発語失行の四つを挙げた.加えて,それぞれの症候に関して(1)どのような症候か,(2)どのように評価するか,(3)区別すべき症候は何かを概説した. |
Keywords |
失語症, 単語理解障害, 喚語障害, 音韻性錯語, 失構音/発語失行 |
別刷請求先 |
〒060-0812 北海道札幌市北区北12条西7丁目 北海道大学大学院保健科学研究院高次脳機能創発分野 高倉祐樹
takakura@hs.hokudai.ac.jp |
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