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論文名 |
視覚視点取得の神経機構 |
論文言語 |
J |
著者名 |
乾 敏郎1), 笹岡 貴史2) |
所属 |
1)京都大学名誉教授
2)広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター |
発行 |
神経心理学:39(2),150─164,2023 |
受付 |
2023年1月12日 |
受理 |
2023年4月19日 |
要旨 |
視覚視点取得は,社会性機能の中で最も重要な機能であり,側頭頭頂接合部,下前頭回などが主要な役割を果たしていることが知られているが,いまだその神経機構は明らかではない.視覚視点取得が,自己・他者制御,前庭機能,内受容感覚の感度など多くの機能と関連していることがそのモデル化を難しくしている.しかし近年,新たな実験手法により膨大なデータが蓄積されつつある.本論文では,身体化による認知という観点から,自由エネルギー原理に基づき,視覚視点取得の脳内機構について考察する. |
Keywords |
視覚視点取得, 前庭機能, 内受容感覚, 自由エネルギー原理, 神経機構 |
別刷請求先 |
〒734-8551 広島市南区霞一丁目2番3号 広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター 笹岡貴史
tsasaoka@hiroshima-u.ac.jp |
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