[第39巻第2号目次へ] Japanese/English

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論文名	幻視とFeeling of Presenceが異なる経過を示したParkinson's Disease Psychosisの1症例
論文言語	J
著者名	長谷川　千洋1）, 斎藤　朋子2）, 三和　千徳1）, 博野　信次1）
所属	1）神戸学院大学心理学部 2）国立病院機構大阪刀根山医療センター脳神経内科
発行	神経心理学：39（2），165─174，2023
受付	2022年7月23日
受理	2023年2月21日
要旨	NINDS-NIMH Work Groupによるパーキンソン病（Parkinson's Disease；PD）患者における精神症状（Parkinson's Disease Psychosis；PDPsy）の基準では，妄想，幻覚，False sense of Presence，及び錯覚を特徴的症状としている．Feeling of Presence（FP）は聴覚や視覚，その他の知覚的要素の介入なしに，実際に存在しない誰かがいるというありありとした感覚である．本論文では病初期に出現した幻視とFPが異なる症状経過を辿った83歳女性の症例を報告し，PDPsyの幻視とFPには一部異なる神経基盤が関与する可能性を考えた．
Keywords	気配の感覚, パーキンソン病, 幻視
別刷請求先	〒651-2180　神戸市西区伊川谷町有瀬518　神戸学院大学心理学部　長谷川千洋 hasegawa@psy.kobegakuin.ac.jp