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論文名 |
神経心理学をリハビリテーション医療に活かす |
論文言語 |
J |
著者名 |
前島 伸一郎 |
所属 |
国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター |
発行 |
神経心理学:40(1),31─38,2024 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
神経心理学がリハビリテーション医療において果たす役割は非常に重要である.患者の認知機能や行動の問題を詳細に評価し,病態や障害の特性を明らかにする.これによってリハビリテーションチームは患者のニーズを正確に把握し,適切なプランを立案できる.すなわち,検査結果を基に患者ごとに適したトレーニングや介入を行うことができる.また,訓練効果の評価と判定にも,神経心理学的検査が有用で,患者の変化を追跡し,プランを調整できる.患者と家族への情報提供とサポートにおいては,検査結果を通じて具体的な情報を提供し,不安や誤解を解消する役割がある.研究と知識の進展により,神経心理学はリハビリテーション戦略や介入方法の発展に寄与する. |
Keywords |
神経心理学, リハビリテーション, チーム医療 |
別刷請求先 |
〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430 国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター 前島 伸一郎
maeshima@ncgg.go.jp |
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