[第40巻第1号目次へ] Japanese/English

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論文名	知覚と運動を繋ぐ自由エネルギー原理―神経心理学の視点から―
論文言語	J
著者名	乾　敏郎
所属	京都大学名誉教授
発行	神経心理学：40（1），64─72，2024
受付
受理
要旨	2006年に発表され，その後急速に発展してきた脳の統一理論である自由エネルギー原理の概要を説明した．次に自由エネルギー原理に基づき，いくつかの神経心理学的疾患の新しいモデルを紹介した．自由エネルギー原理の理論の中で最も重要なのが精度制御である．これは神経修飾物質によって，信号の精度をトップダウン的に最適化するものである．本稿ではこの点を強調し，いくつかの神経心理学的モデルを紹介した．
Keywords	自由エネルギー原理, 神経修飾物質, 注意機能, 半側空間無視, 神経発達障害
別刷請求先	京都大学名誉教授　乾　敏郎 meitz100@fork.ocn.ne.jp