|

Full Text of this Article
in Japanese PDF (511K)
|
論文名 |
小児後天性脳損傷後の高次脳機能障害 |
論文言語 |
J |
著者名 |
栗原 まな |
所属 |
神奈川県総合リハビリテーションセンター小児科 |
発行 |
神経心理学:40(4),268─274,2024 |
受付 |
|
受理 |
|
要旨 |
小児の高次脳機能障害について,その原因,評価法とリハビリテーションについて述べた.次いで幼児期に脳損傷を受けた例の高次脳機能障害,小児期に脳損傷を受けた例が成人になった時の状況,小児後天性脳損傷後の機能回復予後についても述べた.
さらに生まれつきの神経発達障害と後天性の高次脳機能障害の相違点,その両者を併存する例への対応法,発達障害者支援法について述べた.
小児の高次脳機能障害は小児の脳に可塑性があることから成人に比べると回復することが多いが,必ずしも社会的予後がより良い訳ではない.早い時期から将来を見越した支援を家族とともに行っていくことが大切である. |
Keywords |
後天性脳損傷, 高次脳機能障害, 小児, 神経発達障害, 家族支援 |
別刷請求先 |
|
|