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論文名 |
高次脳機能障害と心理症状―心に配慮した症状理解― |
論文言語 |
J |
著者名 |
橋本 優花里 |
所属 |
長崎県立大学地域創造学部 |
発行 |
神経心理学:40(4),275─282,2024 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
Prigatano1)は,リハビリテーションにおいては,当事者の欲求不満や錯乱状態を軽減するために,当事者の主観的あるいは現象学的な経験に手を付けることから始めなければならないとし,これを認知リハビリテーションの原理の一つとして掲げている.では,当事者の主観的あるいは現象学的な経験に手を付けることはどのように実現されるのであろうか.本稿では,症状の理解と支援において,実存としての個を大切に扱うことの重要性を指摘するとともに,当事者の主観的経験を理解する方法として,当事者の経験を当事者の視点からすくいとるという現象学的思考法16)を提案した. |
Keywords |
心理症状, 主観的体験, 現象学的理解, オーセンティック認知リハビリテーション |
別刷請求先 |
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