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| 論文名 |
2点同時刺激に対する感覚消去現象 |
| 論文言語 |
J |
| 著者名 |
田中 裕 |
| 所属 |
百瀬クリニック |
| 発行 |
神経心理学:19(2),112─119,2003 |
| 受付 |
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| 受理 |
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| 要旨 |
2点同時刺激に対する感覚性消去現象については,その機序,責任病巣などについて多くの意見があるが,一定の見解は得られていない.これまでの報告例と自検例をまとめ以下の結果を得たので,それらを踏まえて考察を試みた.2点同時刺激に対する感覚消去現象は左半球病変よりも右半球病変によるものの方が頻度は高く,急性期から観察すればその頻度も高くなると推測された.必ずしも皮質病変に多いというわけではなく,皮質下病変の方が回復が早い.機序としては,半側不注意説や認知障害説などが挙げられているが,慣れの現象という考えもある. |
| Keywords |
感覚消去現象, 右半球, 認知, 不注意, 慣れの現象 |
| 別刷請求先 |
〒636-0933 奈良県生駒郡平群町下垣内124 百瀬クリニック 田中 裕 |
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