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論文名 |
純粋語唖は中心前回症候群である:10例の神経放射線学的・症候学的分析 |
論文言語 |
J |
著者名 |
松田 実, 鈴木 則夫, 長濱 康弘, 翁 朋子, 平川 圭子 |
所属 |
滋賀県立成人病センター第三内科(老年神経内科) |
発行 |
神経心理学:21(3),183─190,2005 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
アナルトリー以外の口頭言語症状を伴わない純粋語唖を呈した10症例について,病巣や症状の臨床的分析を行った.MRIでの検討の結果,10症例に共通する病巣は中心前回の中部であった.島が障害されていたのは2例のみであり,Broca領域(下前頭回後部)が障害されている例はなかった.発症初期には完全語唖となる例が多かったが,最終的には十分な日常コミュニケーション能力を回復した.しかし,この時期にも全例にアナルトリーの徴候は残存しており,患者本人の発話不全感も強かった.書字障害と口部顔面失行を初期から呈さない症例がそれぞれ3例あったが,病巣との関連は不明であった.言語性短期記憶の低下や失文法を呈する例はなかった. |
Keywords |
アナルトリー, 純粋語唖, 責任病巣, 中心前回 |
別刷請求先 |
〒524-8524 守山市守山5-4-30 滋賀県立成人病センター第三内科 松田 実 |
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