|
Full Text of this Article
in Japanese PDF (703K)
|
論文名 |
ブレイン―マシン・インタフェース(BMI)からみた脳神経の可塑性 |
論文言語 |
J |
著者名 |
櫻井 芳雄 |
所属 |
京都大学大学院文学研究科心理学研究室 |
発行 |
神経心理学:26(2),136─142,2010 |
受付 |
|
受理 |
|
要旨 |
ブレイン―マシン・インタフェース(BMI)のうち特に運動出力型BMIは,脳の神経活動で外部の機器あるいは身体の筋肉を直接操作するシステムである.そのようなBMIが働くとき,脳は機械と繋がることにより必然的に脳自身を変えていく.そのため,BMIがもたらす神経可塑性に関する基礎研究は,高精度なBMIの実現とその神経リハビリテーションへの応用にとって必須である.本稿では,そのような運動出力型BMIがもたらす神経回路網の可塑的変化を解析した研究例として,ラット運動野による先駆的なBMI実験と,ラット海馬とニューラルオペラント課題による最新のBMI実験を紹介する. |
Keywords |
ブレイン―マシン・インタフェース, 可塑性, 神経リハビリテーション, 運動野, 海馬 |
別刷請求先 |
〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学文学研究科心理学研究室 櫻井芳雄
ysakurai@bun.kyoto-u.ac.jp |
|