論文名 |
神経心理を活かした認知症のソフトとハードの町づくり |
論文言語 |
J |
著者名 |
玉井 顯1), 三浦 研2), 元永 拓郎3), 三村 將4), 沼尻 恵子5) |
所属 |
1)医療法人敦賀温泉病院
2)大阪市立大学大学院生活科学研究科
3)帝京大学大学院文学研究院
4)昭和大学医学部精神医学教室
5)国土技術研究センター情報・企画部 |
発行 |
神経心理学:26(3),176─183,2010 |
受付 |
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受理 |
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要旨 |
認知症の早期発見・早期対応を実現するため,「認知症を正しく理解する」という観点から,認知症サポーター養成講座が2005年6月から全国的に開始された.この講座は,神経心理学的側面から認知症の症状をやさしく理解できるよう工夫されている.現在,全国の認知症サポーター数はすでに170万人を突破しており,認知症になっても安心して暮らせる町づくり,すなわちソフト面の普及は着実に進んでいる.
一方,ハード面,すなわち認知症の方が一人で外出しても安全で認識しやすい空間整備の検討においては,未だ十分なアプローチはなされていない.今回,筆者らは認知症の方と共に歩き,ドライブし,さらにアイマークレコーダを利用して,神経心理学的側面から検討を行った. |
Keywords |
軽度認知症, 認知症啓発活動, 空間整備, 神経心理学, アイマークレコーダ |
別刷請求先 |
〒914-0024 福井県敦賀市吉河41号1番地5 敦賀温泉病院認知症疾患医療センター介護老人保健施設ゆなみ 玉井 顯
turugaoh@poem.ocn.ne.jp |